9-6、顔の左側を見せると好印象 | ほぼほぼ日刊『萬田慎之介のマスコミ内定ブログ』

9-6、顔の左側を見せると好印象

顔の左側を見せると好印象

読者のみなさんは鏡で自分の顔を研究したことがあるだろうか。
もちろん女性は日々の化粧で鏡を見る機会も多いと思う。

しかし、自分をどの角度で相手に見せると好印象を与えるか、
これを研究した方は少ないと思う。

芸能関係など自分を見せる職業や、面接ためにということですでに研究されている方がいらっしゃるかもしれないが少数だろう。

男が鏡をじっくり見るのはナルシストぽくて嫌だよと思われる方も、だまされたと思って自分を見て欲しい。


鼻筋のラインを真ん中にして、左右に分けると、右と左の印象が少し異なっていないだろうか。この違いに着目して、心理学の観点から検証している。

心理学者の報告によると、顔の左側は感情を表しやすい、という結果が出ている。

右脳は感性の脳といわれているが、体に左部分は右脳が、
右部分は左脳が支配している点から考えても、この報告の裏づけになる。

また、他の学者も相手が長い時間見つめるのは、
顔の右側よりも左側だという報告をしている。


まとめると、左側は感情を示しやすくて、相手から見つめられやすいということになる。

鏡で自分の顔を研究する方は左側に注目してみて欲しい。
どうだろう。相手に魅力を伝えられそうだろうか?

感情を隠している人よりも、感情をさらけ出す人を好む傾向がある。
顔の左側をつかって積極的に、自分の思いを伝えるべきである。

笑顔も、感情がこもっているのは左側。
右側を見せて笑っても感情は伝わりにくいということ。


嘘ついているのが顔にでているよ。
こういう言葉をみなさん一度は聞いたことがあると思う。

感情が表れやすい左側の顔が、嘘を言ってしまったということを表しているはず。

嘘をつくのはいけないことだが、話に脚色をしたい場合は、顔の右側を見せながら話すこと。
左側はできるだけ隠すべきである。

頭にきたときはどうするか。
これも、前記と同じである。

怒っているときは、左側の顔にしっかりと感情が出る。
右側を見せることが重要である。

怒っていても、冷静に見せることにつながる。

テレビ番組でも、正面より右側からカメラを構えて、
MCやコメンテーターの左側を写していることが多いように感じる。

久米宏さん時代のテレビ朝日のニュースステーションはブーメラン型のテーブルに、3人の出演者が並んで座っており、
出演者の左顔が良く映るような、カメラワークで放送していた。

顔の左側に感情が出やすいというのは、見せる職業でも使われている法則なのである。

長く就職活動をしていると、みなさん一度は圧迫面接というものを体験するはずである。
この面接はストレスに耐えられるかを見るものだが、顔の左側を見せると困惑を悟られてしまう。

この場合は、顔の右側を使ってコミュニケーションすることが一番である。

思いを伝えるときは左側。
理知的な回答をするときは右側。

この法則を使いこなせると、選考も次に進める可能性が高いと言えるだろう。