■雑記 香水をつけての面接は | ほぼほぼ日刊『萬田慎之介のマスコミ内定ブログ』

■雑記 香水をつけての面接は

香水をつけての面接は

マスコミ関係の会社で面接会場に行くと、香水をつけている受験者に出会うことがあった。

筆者の友人に他の業界で香水をつけた受験者がいたかを聞いたところ、
お堅い職業では皆無。

IT業界の会社や外資系企業など私服で働く社員がいるような会社の面接には、香水の香りを漂わせた受験者もいた。

友人関係であればファッションとして香水の香りが受け入れられ、印象が良くなる場合が多い。

しかし、面接の場合はどうなのか。

香水をつけることで、面接官の印象を高めることができるだろうか。
この疑問について、R.A.バロン氏(Purdue大学)が香りの感性心理学という本で実験結果を報告している。

この実験によると、
男性面接官の場合、受験者が香水をつけていると通常より評価を下げた。
逆に女性面接官の場合、香水をつけている受験者を好む結果がでた。


男性の面接官がなぜ評価を下げるのか。
少し難しくなるが興味がある読者も多いと思うので理由を記載する。

受験者が香りで自分の印象操作をしていることが男性面接官に伝わると、
男性面接官自身が持っている面接能力(人を見る目)が低下してしまうと認識してしまう。

男性面接官は女性面接官より受験者の外見に影響されるという結果もでている。

女性面接官は、身なりや外見といった面接内容に関係の無い内容を、
排除する機能が勝っていることがわかる。

男性面接官の場合、外見、身なりの他に香水での印象操作が加わると対応できなくなるため、困惑したり憤りを感じてしまう。


筆者が受験した企業の多くは面接官が男性だった。
確率から考えると、香水をつけて面接を受けることは自分の評価を下げてしまう可能性が高いということになる。

香水はファッションとして印象を作るのに有効ではあるが、
面接では使わないほうが無難である。皆さんご注意を。