ほぼほぼ日刊『萬田慎之介のマスコミ内定ブログ』 -5ページ目

■雑記 「感情の運動」をしておくことが大切

「感情の運動」をしておくことが大切

筆者は過去の記事で、
「勝つためのジンクス」を自分で作ることが大切というものを書いた。
心理学でいうプラシーボ効果について書いた記事である。

筆者の場合、面接の前にリポビタンDを飲むことが「勝つためのジンクス」で、
グイっと一本飲めば感情も高揚し勢いがつく。
その勢いを持ったまま、面接官とコミュニケーションをとっていた。

リポビタンDを飲むという「勝つためのジンクス」は、
筆者にとっての、「感情の運動」でもある。
面接前に電話で友人と楽しい話をして気分を高めていたのも同じである。

プロのスポーツ選手でも、試合前には準備運動をして体を温めている。
面接を受ける受験者も、面接前に「感情の運動」をして心を暖める必要があるのである。

事前に運動をしておけば、日常の能力を発揮しやすいが、
普段より体(心)が鈍ったまま勝負すると良い結果は生まれない。
そればかりか怪我(面接失敗)をしてしまう原因になる。

この「感情の運動」という言葉は、演出家の鴻上尚史さんが、
著書「あなたの魅力を演出するちょっとしたヒント」で書いている言葉。

この著書の中には、
「本当に楽しい笑い声は、周りを幸せにします。
なぜか伝染していきます。あなたにはありませんか?
誰かが笑いだし、何がおかしいのかまったくわからないのに、
おもわず心がゆるみ、顔がほころび、笑ってしまった経験が。」
という記載がある。


感情は伝播する。
特に楽しい感情の伝播は「前向きなコミュニケーション」の
基本になる重要な部分である。


特に一人暮らしをしている読者の方は、「感情の運動」が大切である。
朝早い面接だと、誰とも話さないまま会社について、
初めて話す相手が面接官なんてことにもなりかねない。

たとえば、朝食をスターバックスで食べながら店員さんと話をするとか。
コンビニで買い物をするときに店員さんに笑顔で声をかけるのでも良い。

とにかく「感情を運動」させること。
普段とは違う朝をおくることで、心に新しい刺激を与える。
こうすることで、本番である面接でも、
面接官に最高のポテンシャルを見せつけることができるのである。

9-6、顔の左側を見せると好印象

顔の左側を見せると好印象

読者のみなさんは鏡で自分の顔を研究したことがあるだろうか。
もちろん女性は日々の化粧で鏡を見る機会も多いと思う。

しかし、自分をどの角度で相手に見せると好印象を与えるか、
これを研究した方は少ないと思う。

芸能関係など自分を見せる職業や、面接ためにということですでに研究されている方がいらっしゃるかもしれないが少数だろう。

男が鏡をじっくり見るのはナルシストぽくて嫌だよと思われる方も、だまされたと思って自分を見て欲しい。


鼻筋のラインを真ん中にして、左右に分けると、右と左の印象が少し異なっていないだろうか。この違いに着目して、心理学の観点から検証している。

心理学者の報告によると、顔の左側は感情を表しやすい、という結果が出ている。

右脳は感性の脳といわれているが、体に左部分は右脳が、
右部分は左脳が支配している点から考えても、この報告の裏づけになる。

また、他の学者も相手が長い時間見つめるのは、
顔の右側よりも左側だという報告をしている。


まとめると、左側は感情を示しやすくて、相手から見つめられやすいということになる。

鏡で自分の顔を研究する方は左側に注目してみて欲しい。
どうだろう。相手に魅力を伝えられそうだろうか?

感情を隠している人よりも、感情をさらけ出す人を好む傾向がある。
顔の左側をつかって積極的に、自分の思いを伝えるべきである。

笑顔も、感情がこもっているのは左側。
右側を見せて笑っても感情は伝わりにくいということ。


嘘ついているのが顔にでているよ。
こういう言葉をみなさん一度は聞いたことがあると思う。

感情が表れやすい左側の顔が、嘘を言ってしまったということを表しているはず。

嘘をつくのはいけないことだが、話に脚色をしたい場合は、顔の右側を見せながら話すこと。
左側はできるだけ隠すべきである。

頭にきたときはどうするか。
これも、前記と同じである。

怒っているときは、左側の顔にしっかりと感情が出る。
右側を見せることが重要である。

怒っていても、冷静に見せることにつながる。

テレビ番組でも、正面より右側からカメラを構えて、
MCやコメンテーターの左側を写していることが多いように感じる。

久米宏さん時代のテレビ朝日のニュースステーションはブーメラン型のテーブルに、3人の出演者が並んで座っており、
出演者の左顔が良く映るような、カメラワークで放送していた。

顔の左側に感情が出やすいというのは、見せる職業でも使われている法則なのである。

長く就職活動をしていると、みなさん一度は圧迫面接というものを体験するはずである。
この面接はストレスに耐えられるかを見るものだが、顔の左側を見せると困惑を悟られてしまう。

この場合は、顔の右側を使ってコミュニケーションすることが一番である。

思いを伝えるときは左側。
理知的な回答をするときは右側。

この法則を使いこなせると、選考も次に進める可能性が高いと言えるだろう。